榊神社

蔵前は会社員時代を含め30数年間にわたり身近な地域で、この榊神社も見慣れた場所であった。この神社の横道を通る際にふと目に入ったのは寄進された石垣?古いだけに石に彫られた商店名が懐古的にみえてしまった。この神社は1900年の歴史があるのだが現在の蔵前に移転したのが昭和3年らしい。その時代に存在した商店や個人の名前がここに生きています。懐古的に見えたのは最近の経済活動が電子化されいろいろな場面で便利になった事のような気がします。しかし便利やコストだけを追及すると文化や歴史を犠牲にしてしまいがちになるのは残念です。石に興味を持ち始めるのは歳をとった証拠らしいが、まぁそれとは違うと思う。時代小説を読んだり落語を聞くと、清澄や木場、堅川、小名木川にかかる橋なんか渡って散策したくなるが、川の上には高速道路がかかっていていまや情緒はありません。

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